こんにちは!
10月23日に令和7年度の農研会視察研修を実施しました。
今年は町田市の農家さんを中心に視察をさせていただきました!
はじめに町田いちご狩り農園さんにお邪魔させていただきました。
町田いちご狩り農園さんは都内でいちご狩りをすることができる農園で年間3000人程が訪れるそうです。
駅からのアクセスもよく、併設のカフェではいちごを使ったスイーツも販売しています。
園主の宮﨑さんはもとはダイコン、キャベツ、ニンジン等の野菜を中心に栽培していましたが、農業事故で怪我を負ってしまい、刃物を使って収穫する野菜を栽培することが難しくなってしまったとのことでした。
そこでいちご栽培を思いつき、訪れる方に楽しんで収穫をしてもらえるいちご狩り農園に転換したそうです。
持続可能な農業を目指すGAP制度の認証を受け、SDGsにも取り組まれており、安心安全で品質の高いいちご栽培を実践されていてとても感銘を受けました。


次にJA町田市 育苗センターさんにお邪魔させていただきました。
町田市育苗センターは町田野菜のブランドを確立し、町田市の農業の活性化を図るため平成8年に開設されたセンターで、現在町田薬師池公園内にあります。
良い野菜苗を作るためには日照、水、温度管理などの経験が必要で、苗の出来によってその後の作物の生育は大きく左右されます。
それまでは農家が個々に苗の生産や購入をしていましたが、センターで野菜苗をまとめて生産することで、農家の負担軽減と野菜の品質向上を図ることが出来ます。
育苗センターでは長く経験を積んだ従業員の方々が、水やりや温度管理を行っており、とても品質の高い苗を見ることが出来ました。


次に町田市で植木生産、販売をしている横田園さんにお邪魔させていただきました。
横田園さんは三代に渡って植木生産農家をしており、とても多くの品種の植木を生産されていました。
横田園さんはかつて鉄道の沿線開発に伴い植木需要が増加するのを見越して野菜から植木をメインに生産し始めたそうです。
広い園内を活かし植木の即売会を実施しており、非常に大盛況で遠方からもお客さんが訪れたそうです。
現在は後継者の直紀さんが通販サイトのメルカリなどを通じて植木のネット販売も行っているというお話を聞かせていただきました。
需要に合わせて販売形態を変え、時代に柔軟に対応する農業を知ることができ、非常に勉強になりました。


以上、とても充実した視察研修でした!
視察に協力していただきました町田いちご狩り農園様、JA町田市 育苗センター様、横田園様、本当にありがとうございました!!